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ソン・イェジンにオチない男なんていない!「ナンパの定石」(2005) オ・ギファン監督

2020-02-12

この映画おそろしいほどつまんない! でも、全編ソン・イェジンのプロモーションビデオと思えばそれはそれで良し!

作品情報

  • 評価 2.5★★☆
  • 制作 2005年
  • 公開 韓国:2005年12月21日 日本:2009年11月28日
  • 原題 작업의 정석(作業の定石)
  • 英語題 The Art Of Seduction
  • 観客動員数 2,343,232人 2005年 第13位
  • 監督 オ・ギファン
  • 脚本 シン・ジョング、オ・ギファン、キム・グァンヨル、キム・ドクチン、ファンダウン、シン・ドンソン、ユン・グァニ
  • 出演
    ソン・イェジン---ハン・ジウォン プライベート・バンカー
    ソン・イルグク---ソ・ミンジュン ワッツ建築事務所社長
    ノ・ジュヒョン---ミンジュンの父、ユノ
    ユン・ヨンジュン---ノ・ドチョル、整形外科院長
    ヒョニョン---ヤン・スジン、ジウォンの友人
    チョン・ジョンア---ジウォンの秘書
    パク・チュンギュ---ポン・ホソプ社長、江原道のポン
    パク・ヨンウ---カン・ソンモ、証券人事部長、ジウォンに惚れている
    ウ・ヒョン---警備員・ 質屋主人(二役)
    クム・ボラ---チョン女史、ユノのガールフレンド

あらすじ(ネタバレなし)

ナンパの名手ハン・ジウォン(ソン・イェジン)は毎日に刺激がないと生きていけない。プライベートバンカーの仕事は充実していたが、彼女が最も生き生きするのは狙った男を落とした瞬間だ。自分がナンパできない男などいない。美しいジウォンは心の中で自負していた。

ジウォンの得意技は、狙った財産持ちの男の車に後ろから追突することだ。追突後、おケガはないですか?から恋がはじまり、相手の心も体も、お金を含めて全部ちょうだいする。できれば結婚したいが、100%理想の男性が表れるまではナンパはやめられない。

そんなジウォンが獲物を見つけた。追突した車には、有名な建築士ソ・ミンジュン(ソン・イルグク)が乗っていた。いつもの通り、自分の美しさに目がくらんだ男の「お茶でもどうですか?」の一声を期待したジウォンだったが、ぶつけた相手が悪かった。ミンジュンもまたナンパの名士であり、目をつけたほとんどの女を、それがたとえ自分の主治医であろうと手をつけてしまう強者(つわもの)だった。

実は、ミンジュンも以前から美しいジウォンに狙いを定めていて、策略を練っていた。ところが飛んで火に入る夏の虫。なんとジウォンから網にかかってきた。ミンジュンは、これ幸いと美しい子猫をいたぶりにかかる。女なんぞにナンパの主導権は渡さない。あくまでも自分が攻めて相手をオトすのだ! これがナンパ王ミンジュンのプライドだ。

ここにナンパの強豪二人がついに出会って死闘を繰り広げることになる。さてどちらに軍配があがるのか。小悪魔のようにあの手この手を使って相手を出し抜こうとするジウォン。女が打つ小手先の定石など跳ねつけてやる。必ずオレの魅力に身も心も降参する日がくると攻めるミンジュン。どちらかが心から愛してしまったらゲームオーバー。上手(うわて)をとらすまいと互いに必死に仕掛けるナンパの定石、手練手管の数々をとくとご覧あれ。



※この先は、ネタバレが含まれます。未だ御覧になってない方は読まないことをお勧めします。


すまぬー!見終わった瞬間、どんな映画だったのか覚えていないー!

ソン・イェジン                     ソン・イルグク

ソン・イェジンが出ているから見たが、見終わった瞬間、どんな内容だったのか忘れてしまった・・・。

それほど、チープな映画でした。わざわざレンタル借りて見るほどのものではないけど、ソン・イェジンやソン・イルグクのファンなら見なきゃね?って程度の作品。見た後にはなにも残ってない~。ソン・イェジンなぜこの映画を引き受けたのー? 陰鬱な「四月の雪」でストレスがたまって爆発してしまったか?!

たいした中身がない。
ナンパのプロと自称するジウォン(ソン・イェジン)とソ・ミンジュン(ソ・イルグク)がプライドを賭けてどっちがオトすかオトされるかを競い合う。最後はジウォンが優しいミンジュンにほだされて一夜をともにしてしまうのだが、体の関係があっても何も変わらないのがナンパの定石(当然で最良の一手)だ。ナンパのプロは心まで相手に捧げないのだ。そんでもって、二人ともおじーちゃんおばーちゃんになってもずーっとお互いナンパし合って遊んでまっせーという映画でした。くわー。つまんなくて死にそーでした。


役者はなにも悪くない。演出通りに動きセリフを言い、働いたと思う。

このつまらなさは、間違いなく脚本家と監督のせいだ!
そもそもなんでこんなに脚本家が多いのだろう。これだけたくさん脚本家が要った映画はこの映画が初めてだ(オムニバスでないのに)。

役者も照明も撮影も、言われた通りに動いたのだから、あとは監督が上手にまとめあげなきゃいけないのに、まとめ力が不足している!残念。ちぐはぐで浅い作品になってしまった。ところどころに笑いを入れるのはいいが、笑いが一つの考えられたオチに集約されていかないから、その場しのぎの浅オチになってしまう。これじゃ行き当たりばったりの即物的作品だ。

監督が作品を全体として見て観客にどう映るのかを測り切れてない。


おお。だんだん頭にきた。こうなったら、言わせてもらうぞ。
だいたい、コメディ度も中途半端なのだ! ソン・イェジンに完璧なコメディを求めるのはそもそも無理がある。彼女はピンでコメディ役をはれたキム・ハヌルチャ・テヒョンではないのだ! 確かにとんでもなく聖女だから、下品なセリフや演歌をこぶし回しながら歌っているところを見せたら、意外性に観客は一瞬喜ぶだろう。あろうことかこの映画、彼女に放屁までさせている(わたしもわろた。宝じゃのう)。

だが、それもきちんとしたエンディングに集約されていくならそれなりに活きるのである。だが、なんの含蓄もない映画なのに(あたしってひどい?)、これだけのコミカルぶりをソン・イェジンに求めるのはちょっと気の毒すぎる。

二枚目パク・ヨンウががんばって三枚目を演じてくれていたが、やはりインパクトが弱すぎる。ハンサム過ぎて中途半端なのだ。ソン・イルグクは当然3枚目はダメ。彼はそもそも下手なんです演技もアドリブ的演技も。あなたなんで役者になったの?

99%コメディで攻めるなら、残りの1%は死ぬほど驚かせたり、泣かせたり、しんみりさせたりしてほしかった。
なんにもないんだもんこの映画。あるとすればただ一つ。がんばって踊って、屁して、雨にしとどに濡れたコメディアン、ソン・イェジンの勇姿。彼女こそは韓国映画界のジャンヌダルクよ。


てことで、
我らのソン・イェジンの可愛いシーンだけ見て、このレビューとっとと終わろーーー。

全編コメディ。ソン・イェジンの意外な姿がたくさん見れる! 結局は可憐でセクシー!

1.ええぞー! 踊りながら演歌を歌うソン・イェジン。

「情も心も愛もすべて捧げて~♪」ソン・イェジンがこぶしを回して踊り歌う

壁に体をくねらせながら、腰ふりながら、「失ったら割れてしまうガラスのように愛は悲しいものだから~」と、酔っぱらったブス女のように歌いまくるソン・イェジンが、心から好きだーーーー。

名優ソン・イェジンは、これでもかというぐらいに頑張った。それはもういじらくしくて、見ていて涙がちょちょ切れるほどだった。「ラブストーリー」や「頭の中の消しゴム」の悲恋・聖女のイメージがある人はこの映画はショックかもしれない。だから無理強いはしないが、そんなわたしはそれでも見てよかった。後悔などしない。

それは逆転の発想だ。つまり、「ラブストーリー」や「消しゴム」などの名作があったからこそ、彼女はこのハチャメチャな映画に出ても名誉は保てたのだ。あ、あの映画外れたね。でもソン・イェジンって何しても可愛いよね、とファンには後々になっても良い印象が残る休憩作品になっただけなのだ。記憶に残る名作すらもっていないくせに、記念すべき初出演作品がもしもこの「ナンパの定石」であったら、それこそこれで彼女の女優生命は終わっていたかもしれない。

そう思うと、あん、よかった・・・♥

2.踊ってもセクシー、水浴びてもセクシー! ソン・イェジンの What a feeling!

ここでも踊りまくる。最後は天井からバケツ水浴びてびしょびしょ・・・

クラブでセクシーダンシング大会が始まったシーンだ。

ちょうど友人と遊びにきていたジウォンは、最初、はずかしい!あんな大会に出る娘の親の顔を見てみたいものよね!!! と毒づいていたが、優勝者にはヨーロッパ旅行が贈られると聞かされ、腹すかした犬のように舞台に飛び出して行ってしまう。

このダンシングシーンは、殿方なら絶対に見たいでしょうね。ソン・イェジンのセクシーシーンが山ほど出てくる。黒ブラジャーまでぺろりんちょと脱いで、最前列ではぁはぁ息巻いているお兄ちゃんに引っ張らせちゃうのだからすごい。こんな演出、ソン・イェジンよく引き受けたね・・・

でもやっぱりさすがだ。ソン・イェジンだから魅せちゃう。ひとつひとつが可愛いくて、セクシーで、最高にカッコいいのだ。胸元開いて上着を脱ぐだけでドキーとさせる。これはもう唸るほど。「フラッシュ・ダンス」のジェニファー・ビールスさながら、最後はバケツの水体いっぱいに浴びて、びっしょびっしょー。あのバケツの水一滴一滴になりたいと思ったアホ男はきっと山ほどいるのだろう。

わたしは大爆笑しながら柿の種をむしゃむしゃ食べた。

2.病院でのドタバタシーン。聖女ソン・イェジンがサンドバッグのように雑に扱われている!

病院でのドタバタ劇。鼻に指を入れられるやら、注射は打たれるやら。

気絶したフリをしつづけたために、病院でミンジュンにやられたい放題されるジウォン。

顔を叩かれたり、鼻に指をつっこまれたり、うつぶせにされて、半ケツをぺろりと剥かれそうになったり、体の上に体重乗せられたりと。もうここまで来るとさすがに笑えなくて、ソン・イェジンが崩壊してしまいそうで可哀想になった。だれか助けてあげて!

とおろおろしていると、さすがナンパの定石名人。
ジウォンは意識を取り戻し、仕返しに、ミンジュンのペプシに薬を仕込んで、心臓停止まで追い込んでいた。なんじゃこの映画は? ナンパ合戦じゃなくて、殺し合いの映画なのか!?

「ラブストーリー」とそっくりだ! ミンジュとジウォン、雨の中を走れ!

済州島で雨に打たれるジウォンとミンジュン。二人に愛は芽生えるのか?

このシーン、「ラブストーリー」ファンへのサービスかしらと思ったのは私だけ?

済州島でクレジットカードが使えず無銭飲食したミンジュンとジウォンが雨に打たれて帰るシーンだが、これが「ラブストーリー」のジヘとサンミン先輩が二人、雨の中、校内の図書館を目指して走るシーンを思わせるのだ。お互い、だまし合いっこしているナンパ達人だが、雨の中一つになって走る姿にドキリとした。雨って、反目している二人を寄り添わす最高の魔法なんだね。

この後、ミンジュンは濡れた彼女のために父親にプライベートジェットで着替えの服を済州島まで届けさせるのだが、そんなことするよりも、そのプライベートジェットに乗ってジウォンと一緒にソウルへ帰ればいいのにと思って笑ってしまった。まぁ、ここで帰ってしまったら、ロマンチックな朝も二人で迎えられなかったわけで、仕方ないか。はいはい。

ぐがー! 脚本が雑なんだよー。


今作の脇役名人ウ・ヒョンさん

韓国映画通ならお気づきの方、当然いたと思いますが、脇役名人ウ・ヒョンさんが警備員と質屋のじーさん役で出てました。日本でも知られてるメジャーな作品としては、あの「太王四神記」にも飴商人役として出てました。顔が特徴的なので一目見ただけでピンとくる。26才の時に演劇演出家としてデビュー、俳優としてデビューしたのはその8年後、34才の時。役者としては遅咲きだったんですね。それ以後は、いろいろなテレビ映画に出演。

ウ・ヒョンさんが二役やったってことは、この映画、「猟奇的な彼女」と同じく、予算があまりとれなかったのかしら。

・・

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「ナンパの定石」(2005)
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毒女 悦子

韓国映画をみてハッと胸をわしづかみにされたことありませんか?
悲しい時つらい時に韓国映画を見て、心がほんのすこし救われたことありませんか? しあわせを感じたことありませんか?

わたしはたくさんあります。

韓国映画のもつ奥深さになぐさめられたり、息もできない胸苦しさを覚えたり、一日中その余韻に浸ったり、夢の中まで追いかけられたり。 韓国映画に流れるあたたかいもの、残忍なもの、切ない永遠のものに、 ずっとずっと恋をしています。

同じ気持ちの人たちとつながっていたい。

アラフィフ。老後が心配。
でも死ぬまで韓国映画を抱きしめているぞ。

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