青春 ドラマ

ファン・ジョンミンとキム・ユンジンが贈る「国際市場で逢いましょう」(2018)

2019-08-17

朝鮮戦争から現代までを生き抜いた韓国のある一家のサバイバルストーリー!

作品情報

●評価 4.5★★★★
●制作 2014年
●上映時間 126分
●原題 국제시장(国際市場)
●英語題 Ode to My Father
●監督 ユン・ジェギュン
●脚本 ユン・ジェギュン
●出演
ファン・ジョンミン、キム・ユンジン、オ・ダルス、チョン・ジニョン、チャン・ヨンナム、ラ・ミラン、キム・フルギ、ユンホ



※ここから先はネタバレを含みます。未だご視聴されていない方は、読まないことをお勧めします。


韓国版フォレストガンプここにあり!

韓国版フォレストガンプ! すばらしかった…
こんなすばらしい映画に出会えて、しあわせ。
…今、エンディングロール…涙があふれたまま書いてます。

最後までずっと泣けてしゃーなかった。泣きタオル必要。

大国に挟まれ、常に動乱にあった朝鮮半島。
苦しかった時代を生き抜いた韓国のお年寄り世代に感動する。

カムサハムニダー。生き抜いてくれて本当にありがとー!

ファン・ジョンミンキム・ユンジンオ・ダルス・・・。
みんな大好きな役者ばかり。

最初、キャスティングを見た時、こんなスターばかり集めて、どんな作品になったんだろう。個性がぶつかりまくって中途半端な作品になってないんだろうか、なんて心配したわたしがバカでした。

それぞれが見事に演じ切り、幾瀬の時代を超えてきた見応えのある作品に仕上がってました。

ほんとうにすばらしかった。拍手喝采!
一つ一つのシーンも丁寧に作られていて、何ひとつ手抜きがなかった。映画人の気迫を感じる。

この映画を作った人たち全員が、あの時代を生き抜いてくれたお年寄りたちに敬意を表している、そんな作品です。

家長として家族を守り抜くことのつらさ。
ドイツの炭鉱への出稼ぎ、朝鮮戦争、ベトナム戦争と、つねに動乱の中にあって必死に生き抜き、家族を守ってきたドクスはいつも笑顔だったけど、さぞつらかったでしょう。

ドクスのように強く生きるって大切なこと。
でもそれは簡単ではない。

反日が1mmも絡まない映画

戦争映画なのに、まったくといっていいほど日本が関わって来ない映画。
1mmも反日が絡んでこない映画っていうのも、めずらしいですね(まぁ絡んでもいいんですが)

だからといっては何ですが、韓国の苦労をされた世代に思いをはせて、よりじっくりとストーリーを楽しむことができました。

とくに、1960年代西ドイツの炭鉱でこれほど多くの韓国人が炭鉱夫や看護婦として出稼ぎに出ていたという事実に驚く。戦後、経済成長にあった西ドイツでは労働者が不足しており、また外貨稼ぎをして近代化を急ぎたかった韓国のニーズと合致して、それは実現した。

少し調べてみたが、出稼ぎ労働者の韓国への送金は年間合計5000万ドルにも達し、韓国の国内GNPの2%を占めたというから驚きだ。その給料は、当時の韓国内のサラリーマンの8倍あったという。危険だが高給職業だった。

現代の韓国経済の基盤を築いた一つでもあるこの西ドイツへの出稼ぎは、じつは日本からも炭鉱夫や技術者が渡航しており、わたしたち日本人もじつは知っておかなければならない歴史であろう。

なにもなくしては、近代化は成されなかった。
きれいな歴史も汚い歴史も、今のわたしたちが生活する現代経済を築く基礎となった。
韓国が、日本がと比較論に走る前に、人が困難な時代を「生きぬく」という点を普遍化して見れば、この映画からは気づかされるものが多い。

絶望を感じながらも生き抜いてくれたお年寄り世代に感謝したい。

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毒女 悦子

世界の中で日本を一番愛しているし、日本に感謝している。

でも、いろいろな映画がある中で、今何が見たいと言われたら迷わず韓国映画をみたいと思う。韓国映画に出てくるシーン一つ一つになつかしい思いがしてしまうから。そして、ハングルの発音が好きだから。


わたしは、韓国映画の中にある日本の古き良き時代探しているような気がする。

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