ドラマ 青春

ペ・ドゥナがガールズバンドではねた!「リンダ リンダ リンダ」(2005年)[日本映画] 

2019-09-01

下手でもいい。歌ってはねてりゃ楽しいんだよ。ガールズバンド根性を見せてやる!

作品情報

●評価 4.0★★★★
●制作 2015年
●上映時間114分
●監督 山下淳弘
●脚本 向井康介、宮下和雅子、山下敦弘
●主題歌/挿入歌 ザ・ブルーハーツ
●出演 ペ・ドゥナ、前田亜季、香椎由宇、関根史緒、三村恭代他


※この先は、ネタバレが含まれます。未だ御覧になってない方は読まないことをお勧めします。

ペ・ドゥナさんが出てくれただけで感動する

めっちゃええやんかー!
見てよかったー!

韓国映画ではないけれども、ペ・ドゥナさん出てるからここにレビューします。

やっぱりよかった!!! ペ・ドゥナさん、さいこーによかった!
存在感半端ない! この映画の時、26才にして高校生役をこんなに上手に演じるなんて。さすが韓国で童顔NO.1女優ですっ。

映画は、田舎の高校を舞台に、楽器も歌もなーんもうまくない4人が偶然寄せ集められて猛特訓をして学園祭で歌うというガールズバンド根性物語

寄せ集めのグループだけあって、たいした友情もないところから始まるのだが、学園祭でシャウトする頃にはお互いに言葉を交わさずとも通じ合う、熱い友情が築かれているというお話。

ペ・ドゥナさんは、韓国からの留学生役(ソンさん)で日本語があまりうまくないんだけれど、いきなりバンドのボーカルという大役を背負わされて戸惑うという設定。もともと静かで無口な留学生役なので、孤独にみえるのだけど、なぜか孤独を感じさせない留学生でした。どこか飄々としているというか。笑えます。


ペ・ドゥナさんはセリフはあまり多くはなかったのですが、つたない日本語を話してくれるところがぐっと感動しちゃうんですねこれが。あのペ・ドゥナさんが日本語を・・・(泣)。なかなか最高でした。

このガールズバンド、4人いるのだから、それぞれの家庭に踏み込んで家庭環境や過去といった個性を絡ませて泣かせるのかと思いきや、ぜんぜんそこには踏み込まず、ただバンド練習のハプニングや苦労だけを追っていく。それでいて、これだけ味のある作品がつくれるのだからすごいと思ってしまった。

最後の熱唱は圧巻です。
跳ねますっっっ!

くそったれの世界のため、終わらない歌を歌おう

終わらない歌を歌おう
くそったれの世界のため
終わらない歌を歌おう
すべてのクズどものために

このブルーハーツの歌詞がすべてだと思った。
これがこの映画の主題! 
わたしもペ・ドゥナさんに合わせて飛び跳ねた!歌った!
いつのまにか涙があふれていた。

韓国と日本。政治や歴史や、偏った憎しみがたくさんそこにあって、わたしたちは仲良くしたいのに、いつもいつも国家という大きな風に打ちのめされてきた。意図的に築き上げられてきた憎しみはこの両国の間ではなくならない。大人たちが若い世代に憎しみを植え続けるから。

でも、若い人たちが、例えば、歌を歌い肩組んで新しい思い出を積み重ねていけば新しい風は古い風をいつか吹き飛ばしてくれるかもしれない。
そう。くそったれの世界を、いつの日か吹き飛ばしてくれるかもしれない。

文化祭の日韓の国旗が描かれたパンフレット。
それをぱらりとめくった裏に書かれたバンドのメモ。
これは象徴的なシーンだった。
国家によって、文化は引き裂かれるものではないんだ。ぜったいに。

若者はほとばしる青春で伝えられる。
難しいことを考えなくても、ギターや歌やドラムや、叫び声で。
集まって飛び跳ねて、泣いたり笑ったりしながら。

若人よ、あなたの隣りにいる留学生を誘ってあげてください。
彼らの肩を抱いて楽しい思い出づくりしてください。
右や左に踊らされるな。そこには闇しかない。

自分たちの頭で考えろ。
正しいと思った瞬間に、あなたはもう正しくない方向に走っている。
正しいか正しくないかではなく、目の前の報道やニュースを、疑え。
疑った瞬間からあなたはスタートラインに立つんだ。

関係ないんだ国籍なんて。
自国礼賛している奴らから学ぶものなんて、一つもない。


日韓の未来に、希望のもてる映画でした。
こういうくそったれどもをぶっとばす映画がもっともっと出てきてほしい。
日韓がもっともっと共演してほしい。
お互い、高い文化をもっているのだから。
くそったれどもを巻き込んで行け。負の嵐に負けるな!

ペ・ドゥナ、あんた、さいこうやー!
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毒女 悦子

韓国映画をみてハッと胸をわしづかみにされたことありませんか?
悲しい時つらい時に韓国映画を見て、心がほんのすこし救われたことありませんか? しあわせを感じたことありませんか?

わたしはたくさんあります。

韓国映画のもつ奥深さになぐさめられたり、息もできない胸苦しさを覚えたり、一日中その余韻に浸ったり、夢の中まで追いかけられたり。 韓国映画に流れるあたたかいもの、残忍なもの、切ない永遠のものに、 ずっとずっと恋をしています。

同じ気持ちの人たちとつながっていたい。

アラフィフ。老後が心配。
でも死ぬまで韓国映画を抱きしめているぞ。

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